
住宅の外壁は年数が経てば紫外線や雨風の影響によってダメージを受けます。
また、日々の生活を送るうえでも、あちこちに傷みがでたり、汚れが目立つようになったり、使いにくくなったりと住まいをリフォームする必要が出てきます。
ただ、リフォーム箇所が多くなれば費用も高くなってしまいます。
リフォーム費用を抑えることができて、環境にも優しいというエコ節約リーフォームとはどんなものなのか、補助金や節税効果について我が家の体験談とともにお伝えします。
リフォームをする理由は
リフォームが必要になる理由はそれぞれのケースで異なりますが、多くは家屋の痛みやダメージが目立つようになることがきっかけになります。
暮らし方の変化もリフォームの理由になります。
実際にリフォームした人の理由は国土交通省の資料によると
・老朽化 していた
・生活の質を 上げたかった
・家族が 増減した
・業者からの 営業があった
・高齢化など、 家族の 事情で
・エコポイント など 補助金
などです。
我が家の場合、外壁は色落ちがひどく、内装に関してもところどころに雨漏りや壁紙の色落ちなどが目立ってきました。
子どもがある程度成長したという事もありますが、今後待ち受けている介護に向けてよりそれに適した内装にしようと判断したのも理由の一つです。
昔ながらの間取りや玄関の大きめの段差が気になっていました。また浴室が寒いのでなんとかしたいと思っていました。
将来のことを考えると早めに対処しておくに越したことはありません。まだ若いうちから準備をしておけば、もしもの時にも安心ですので、リフォームをすることになりました。
リフォーム費用を節約するには
リフォームの費用は家のダメージが大きければ大きい程、改修箇所が多ければ多い程、負担は大きくなります。
我が家の場合も、見積もり時点で数百万円単位での費用が必要になることがわかりました。
予算はある程度確保していたつもりですが、その予算をオーバーしてしまうほどの見積もりを出された時にはひどく驚きました。
こうしたリフォーム費用を少しでも抑えるために、どんなポイントがあるのでしょうか?
リフォームの箇所を少なくしてしまうのが一番手っ取り早い方法ではありますが、それでは意味が在りません。
そこでおすすめなのがエコリフォームを行う方法です。
エコリフォームをおこなうと、減税になったり補助金を請求出来たりすることができます。税金を抑えて補助金が出るとなれば、多少予算をオーバーしたとしても補てんすることが出来ますし、結果的に無駄を省くことも可能です。
エコリフォームって何?
エコリフォームとは具体的にどういったものなのでしょうか?
人間は生活するうえで様々なエネルギーを消費しています。電気や水、ガスなどその内容は様々ですが、こうしたエネルギーの消費を最小限に抑えた住宅がいわゆる省エネ住宅というものです。
省エネを心がける事は節約につながるだけでなく、地球環境を守る上でも大切になります。
実際、省エネ住宅であれば減税や補助金も受けやすくなりますし、お得になる面も多くなります。省エネが可能なリフォームのことを総じてエコリフォームといいます
自分たちの利益のためだけでなく、環境のことを考えていくことができるという点は大きな魅力です。
おすすめエコリフォーム
内窓リフォーム
冷暖房費を抑えることのできる内窓リフォームがあります。
東京都は平成29年度から平成31年度まで
「既存住宅における高断熱窓導入促進事業」で補助金を受けることができます。区によってはさらに補助金が出る場合もありますので問い合わせが必要です。(2018年3月末現在)
我が家も二重窓にしましたが内窓を設置すれば、高い断熱効果が得られて、冷暖房費が抑えられます。冬の結露がなくなったのはとても嬉しいです。
参考記事 内窓サッシでリフォーム。快適な住まいを手に入れよう!!
他の地区でも補助金を受けられるところもありますのでリフォーム会社に問い合わせてみると良いでしょう。
補助金を使ってリフォームをしてくれる会社があるかどうかを調べるには、
失敗しないリフォーム会社選びなら「ホームプロ」
を利用すれば簡単で便利です。
参考記時 リフォーム会社選びにホームプロってどう?評判や口コミ、実際に使って見た感想は?
省エネ化が可能の設備
このような省エネが可能なものはキッチン周りの設備にもあります。
水の使用をできるだけ減らしたり、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターを用いたりなど生活の質もより良くできるのでおすすめです。
キッチン周りでおすすめのリフォーム
タッチスイッチ水栓
調理中など手が汚れているときでも、手の甲で軽くタッチするだけで、水を出したり、止めたりすることができます。
簡単に水を出したり止めたりできるので、水の出しっ放しが防げ節水につながり経済的です。
私たちが実際に行ったキッチンのリフォームですが、まずは水栓をタッチスイッチに変えました。
実際、この水栓をはとても使いやすく水の出しっ放しが少なくなり、水道代が若干安くなりました。
IHヒーター
太陽光発電を活用すると環境にも優しい暮らしができます。
太陽光電気の活用のためオール電化にしましたので、キッチンのコンロもガスはやめてIHヒーターに変えました。
ガスは一切使わない、電気を使ったコンロを購入したので子供たちも安全に料理を手伝うことができます。調理器具は買い替える必要がありましたが、オール電化住宅で節約を徹底していきたいという人には打ってつけの方法です。
月々換算でいえば、2000円ほど光熱費が安くなった計算になります。もちろん、地域や家庭によってこの金額は変わってくるでしょうが、トータルコストで考えても十分な節約になります。
補助金を得るための注意点
このようなエコリフォームをしたからといって絶対に補助金を請求できるというわけではもちろんありません。
地域や市町村によって補助金の違いがあります。補助や減税を受けるためには所定の手続きがありますし、条件によってはうまく審査を通過できない場合もあります。
こうした補助をしっかりうけるために、省エネにつながるものは適度に取り入れていくようにしていきましょう。
家庭用のソーラー発電や断熱窓を取り入れてみたり、住宅メーカーなど業者と相談し合いながら具体的なリフォーム内容を決めていく必要があります。
詳しい事はそれぞれのケースで異なってくるので一概には言えませんが、リフォームでお得に補助金を受けていきたいという人は参考にしていくといいでしょう。
所得税の減税
マイホームをリフォームすると、税金が優遇される制度があります。
要件に合うリフォームを行うと、所得税から一定額が控除されるというものです。投資型減税、ローン型減税、住宅ローン減税の3つ制度から1つを選んで利用できます。
なお、いずれも、2021年12月31日までに工事を完了して入居(耐震リフォームは工事完了)する人が対象。工事の翌年の3月15日までに、税務署に確定申告することで受けられます。
リフォーム会社選びがより重要に
リフォームの際にはその作業を担当するリフォーム会社選びがポイントとなります。
先にも挙げたように、リフォームをただすればいいというのではなくて、うまく補助を受けられるように調整や書類が必要になってくる場合もあります。
手続きは複雑で申請に時間がかかってしまうこともあるので、こうした作業は専門業者にお任せした方がいいでしょう。
私たちも補助に関する手続き、書類作成はすべて業者さんのサポートを受けていました。中にはこのサポートがおろそかになりがちな業者もあるので、出来るだけコミュニケーションを密にして業者選びをしていくことが大切です。
信頼出来て気軽になんでも相談が出来る担当者さんを見つける事、これが一番大切です。
私たちは運がよく、1番最初に相談した担当者さんが信頼できる方でしたが、必要に応じていくつかの業者に問い合わせや見積もりを依頼していくのもおすすめです。
リフォーム会社の探し方
リフォーム内容や、見積もりや補助金などの知識については、リフォーム会社によっては大きな差がありますので、数社(少なくとも3社ぐらい)のリフォーム会社に相談して自分たちのリフォームにあう会社を探しましょう。。
リフォーム会社選びには、リフォーム一括見積もりサイトの利用が便利です。
参考記事 【リフォーム業者選び】失敗しない一括見積サイト活用法&おすすめランキング
まとめ
環境と家計に優しい省エネ住宅、リフォームの際に省エネを心がけることで費用負担を抑える事が可能になります。
補助や減税などについては、地域によって違いがあり、また適用される条件や期限があります。
実際のリフォームについて、その都度リフォーム業者と相談をしながらリフォームの内容を決めていくようにするといいでしょう。