リフォームのよくある失敗例とは、その原因と対策法

せっかくリフォームをしたのに、こんなはずではなかった!

と後悔したくないですよね。

大切なお金や時間をかけてリフォームをするのですから思い通りのリフォームにしたいものです。
そのためには、よくあるリフォームの失敗例を知って、同じ失敗をしないことが大切です。





リフォームの成功と失敗の違いは?

 

リフォームの失敗とは

まず、リフォームの成功と失敗の違いとはどんなものかを確認しておきましょう。

リフォームは大きく分けると一戸建ての場合とマンションの場合があり、

それぞれに今住んでいる家のリフォームと、中古物件を購入したときのリフォームがあります。

リフォームの目的はもちろん、現在の住まいの不備を直したり、より住みやすい家に改装したりすることです。

ひとくちに「住みやすくする」と言っても、

  • 不具合や危険を解消するリフォーム(水漏れ、すきま風の修繕、耐震補強など)
  • スペースの配分を見直して、便利さ、快適さを加えるリフォーム(間取りの変更など)
  • スペースを広げたり、インテリアの質を上げたり、暮らしのグレードをアップするリフォーム(増築、サンルームの設置なと)

などがあります。②と③はリノベーションとも言われる事もあります。

 

リフォームの成功と失敗の違いとは、

リフォームをした結果、

・期待したとおり、または期待した以上に使いやすくなった。
・綺麗になって良かった。
・同じ家とは思えないほど良くなった。

本当にリフォームして良かったと思った場合は、リフォームは成功したと言えるでしょう。

しかし、思った通りの結果が得られなかった場合、失敗したと感じます。

では、実際にどんな失敗例があるのかを見ていきましょう。

 

後悔が残るリフォームの失敗例とは

リフォームしたのにこんなはずではなかった、こんな事ならリフォームしなかった方が良かったかもなどと、

せっかくしたリフォームなのに、失敗したと後悔してしまうケースは次のようなものがあります。

  • リフォームの内容・プランについての後悔・失敗例
  • リフォームの出来栄えについての後悔・不満・失敗例
  • リフォームにかけたお金についての後悔・失敗例


リフォームの内容・プランについての後悔・失敗例

「もっと別のプランにすればよかった」

という後悔・失敗例は、家族とよく話し合わないで計画を進めたときに起きがちです。

とくに夫婦のどちらかが主導権をを握って、勝手に決めたりした場合、大げさに言うと一生消えないような後悔や恨みを残すこともあります。

一人で考えたのでは見逃すポイントも家族で相談すれば見つけることができます。

現在の住まいで、不都合な点や不便なところをしっかりと確認をして、
どこをどう直せば暮らしやすくすることができるのかを考えることが大切です。

 

現在の暮らしだけを考えて決めたリフォームの失敗

小学生の子供部屋の壁紙を子どもの希望でかわいい花柄にした。

高校生になった子どもが「こんなの恥ずかしい」と言っても、壁紙の張り替え代が高くて子供っぽい部屋のままで過ごさなければならない。

手持ちの家具や家電に合わせてレイアウトやスペースを決めた。

冷蔵庫の買い替えが必要になったけど、大型の最新型は入らないので、旧式のタイプしか買えなかった。

解決法

子どもの成長や、将来の家族構成の変化も家具や家電の買い替えなども考えあわせプランを作りましょう。

 

季節の変化を考えなかった

広々とした空間が欲しくて吹き抜けのリビングにした。
家族が部屋に行くときに必ずリビングを通るようにとリビング階段にした。
冬になったら、リビングの暖房が効かなくて寒い。
「床暖房があればよかった」

「天窓をつけたけど、夏西日が差し込んで暑い」

解決策
夏にプランを立てると冬の暮らし方に注意がいかないことがあります。冬には夏のことを忘れがちです。
プランをする際に、違う季節の暮らし方もイメージしてプランを立てることが大切です。
リフォームプランを作成する際、暮らすところをシミュレーションをしてみると良いでしょう。

 

カラーコーディネートの失敗

ショールームで一目惚れして、キッチンの扉を赤にしたら、家具や他のインテリアに合わなかった。失敗したかもと後悔している。

解決法

プランを立てているときは「素敵!」と思っても、
壁紙やシステムキッチン、浴室などの設備の色を派手すぎる色や、個性的なものにすると後悔しがちです。
家具などのインテリアに合わなかったり、飽きやすくなったりします。
内装材や、家具などのトータルのインテリアのコーディネートを考えましょう。

 

家事の動線をしっかり考えていなかった

お父さんが独断で間取りを決めてしまった。
毎日つかう主婦の家事の動線について使い勝手などを考えず値段だけで標準プランを採用した。
せっかくリフォームしたのにかえって使いにくくなってしまった。

解決法

リフォームでは使い勝手の改善が最も重要な成功の鍵になります。
特に大規模なリノベーションのときには特に、家族のそれぞれが現在の家のどこに不便を感じているかを聞いておくことが大切です。一番よく使う人の意見は尊重すべきです。
使い勝手を良くしたりやメンテナンスしやすいリフォームを心がけましょう。

 

収納スペースが使いにくい

現在の住まいの収納が少なくてものがあふれているので収納スペースを多く作った。
だけども収納場所が、使うところから離れているので、収納しづらい。
一度収納したらそのまま入れっぱなしになってしまった。

解決法

収納スペースは作ればいいというものではありません。
少なすぎる収納は論外ですが、収納は多すぎても、使いやすい位置になければ上手に活用できません。
収納スペースを広げすぎて居住スペースが狭くなっても困ります。
収納は作れば作るほどムダなものが増える傾向があります。
「必要がないものは取っておかない、使いやすく整理するという。」気持ちがないと、いくらあっても足りないのが収納スペースです。

限られたスペースで快適に暮らすには、適切な場所に必要な収納スペースをつくることが大切です。
使う場所の近くに使う頻度にあわせて作ると使いやすい収納ができます。

 

リビングを広くするために水回りが使いにくくなってしまった

家族が長い時間を過ごすリビングを広くすることを優先したら、そのためにトイレやバス、洗濯機の置き場所などが狭くなり使い勝手が悪くなってしまった。

解決法

家はくつろぐ場ではあるけれど、毎日の家事や暮らしのための活動をする場所です。
水回りは特に使いやすいスペースにすることが大切です。スペースのバランスと動線を考えてプランを作ること大切です。

リフォームしたところとしていないところの差が目立つ

リフォームした所はとても綺麗になったのに、古いままの所がすごく気になってしまった。

解決法

クロスを変えたら、コンセントやスイッチプレートの古さが目立つことがあるように、多少の違和感があるのはある程度しかたありません。
古いものを生かしたり、クリーニングをしたりして、あまり極端にならないようにするのもリフォームを成功させる1つのポイントです。

 

リフォーム工事についての後悔・不満・失敗例

リフォームプラン良くなかったというケースを除くと、
完成後の後悔はリフォーム業者の仕事ぶりに対する不満が元になっている場合が多くあります。

これはリフォーム会社が原因だと考えられます。
リフォーム業者選びの際に工事がきちんとできる会社選びができていなかったのが原因だと考えられます。

リフォーム会社選びはリフォームでは最も大切なポイントの一つです。

リフォーム会社選びについてはこちら↓の記事を参考にしてください。

【リフォーム業者選び】失敗しない一括見積サイト活用法

 

工事が雑・工事の不具合が目立つ

設備がきちんと使えなかった。
仕事が雑、補修の跡がはっきり見えるなど不細工な仕上がりが目について気に入らない。
工事が期日に終わらなかった。
打ち合わせてあった内容と違うものがついている。
追加費用を請求された。
など、工事の内容が期待したものと違っていた。

解決法

リフォームは本来契約内容通りにきちんと工事ができていなければなりません。
工事を始める前に、どんな工事をするのか、仕上がりはどうなるのかをしっかり確認し納得して契約をすることが大切です。
打ち合わせ内容も文章化してあとでトラブルのないようにしておきましょう。
代金の支払いなどについても、工事前に確認をしておきましょう。

また、工事がきちんとできない場合は、工事会社に問題がある場合もあります。
このような会社に依頼してしまわないように、リフォーム業者選びは慎重にしなければなりません。

 

リフォーム後、不具合が生じた

外壁の工事で出来てすぐはきれいだったがしばらくすると壁がはがれてきた。
汚れが浮き出てきた。

解決法

アフターサービスについても工事をする前に確認をしておきましょう。
契約書や工事用の図面や仕様書などをしっかり確認しておくことが大切です。

 

 

また、業者選びの後悔は多くの場合「お金についての後悔」に関係しています。


リフォームにかけたお金についての後悔・失敗例

予算をケチったための後悔・失敗例

お金が心配だったので、できるだけ予算をかけずにリフォームしたが、
「保温型の浴槽にしておけば良かった」
「床材のグレードをもうワンランクアップするべきだった」
と後悔している。

解決法

あれもこれもと夢を膨らませ過ぎるのは問題ですが、
かけるべきところにお金をかけなかったので、思うようなリフォームができなかったと後悔しても遅いです。

コストパフォーマンスを考え、自分が住まいのどこを重要視しているか、リフォームすべきところはどこなのかを明確にしておきましょう。

全体にコストをかけるよりは、優先順位をはっきりさせて、
自分が一番したいリフォームにはお金をケチらない方が良い結果が得られます。

リフォームにお金をかけ過ぎた後悔・失敗例

あれもしたい、これも必要だと、リフォームのリフォームにお金をかけ過きてしまい、預金が残り少なくなって今後がちょっと心配。
リフォームローンを借りたのですが、その支払いも重荷になっている。

解決法

家は立派になったけど生活が苦しくなった、では成功したリフォームとは言えません。

リフォームをする際には、車の買い替え、子供の受験などの費用のかかるじきとかさならないようライフサイクルに合わせた資金計画を立てることも大切です。

 

費用を値切ったための後悔・失敗例

見積もりの金額を交渉して安くしてもらったけど、建材が安っぽかった。
工事が雑であらが目立つ。

解決策
リフォームの総額だけを見て値切ると起きやすい失敗です。
どんな設備を使うのか、どんな内容なのかをしっかり把握しておくことが大切です。
どの程度のグレードのものを使うのかをショールームなどであらかじめ確認しておきましょう。

 

相見積りをして安い業者に頼んだ失敗例

他社と比べて安い業者がいたので依頼したら、工事がとてもひどかった。

解決法
相見積もりをとって、比較します。
相見積もりは値段の比較だけでなく、業者の仕事に対する姿勢を判断する材料です。
質問に誠実に答えてくれるかどうかを見ると、おおよその判断はつくものです。
他社と比べてかけ離れて安い業者がいたら用心すべきです。
完成後に「安いには安いなりの理由があったんだなぁ」と気がついても後の祭りです。

 

知り合いの業者に発注したための後悔・失敗例

兄弟の友人が大工さんなので信頼できると思ったのに、結局高くて下手だった

知り合いだから良心的とは限りません。
暇な業者なら、ここぞとばかり利益率を確保してくることがあります。
兄弟や業者に妙な遠慮がでて、言いたいことが言えない場合もあります。

 

飛び込みの営業マンと契約した後悔・失敗

この近くで工事をしているものですが、御宅の外壁も工事をした方がいいですよ。このままでは大変なことになると言われて工事を依頼したら、高額の請求をされた。

解決法
外壁や屋根の修理、夜間電力を使用した電気給湯システムなど、「今このへんの工事をしているものですが」などと言って飛び込みでセールスする業者がいます。

こういう業者はまちがいなく悪徳業者または準悪徳のぼったくり業者なので、絶対に相手にしてはいけません。その日その場で契約しようとするのが彼らの共通の手口です。

 

以上の後悔のパターンを見てつくづく思うのは、業者選びの大切さと難しさですね。

それも含めて、リフォームを成功させるにはどんな方法があるかを考えてみましょう。





 

後悔しないリフォームするための対策法

リフォームで成功するポイントは、上記のような失敗パターンを参考にリフォームプランや予算について検討し、自分にあったリフォーム会社を選ぶことが大切です。

 

家族でよく相談する

リフォーム後に後悔しないように、家族から文句が出ないようにするためにも、一人は気がつかないところを見つけるためにも、プランの段階で家族とよく話し合い、どんなリフォームが必要かをしっかり確認することが大切です。

スケール(巻尺)を手にしながらプランニングする

大まかなプランでも目測だけで進めると、実寸とは誤差が大きく一からやり直しということになりかねません。
家の間取りや家具の寸法を計りながらプランを立てる癖をつけましょう。

ショールームに足を運ぶ

システムキッチン、浴槽、壁紙などをカタログだけで決めると後悔することがあります。
できるだけショールームなどで実物を見ておくと安心です。

リフォームした友人の家を見せてもらう

成功例、失敗例にかかわらず、友人の生の話はリアリティがあり、参考になります。
ていねいな仕事ぶりの業者なら、紹介してもらうのも1つの方法です。

リフォーム業者選びを急がない

リフォーム業者選びの最大のポイントは「信頼性」です。

信頼性を見きわめるには、

・会社の歴史
・リフォーム実績
・リフォームの業界団体への加盟の有無
・地元での評判
・相場にあった価格提示
・担当者の説明のていねいさ
・相談したときの提案内容
・完成後の保証やアフターサービス

などを総合的に判断する必要があります。

また、これらのポイントを担当者に質問したときに、あいまいな返事しか返ってこないようなら要注意です。

 

最後に

ここまでお読みいただいていかがでしたでしょうか?
失敗のパターンがこんなに多いの? と不安になった人もいるかもしれませんね。
でも、リフォームを成功させて満足している人はたくさんいます。

リフォームはできているものを買うのではありませんので、思った通りにできなかったと後悔や不満がある人も多いのが現状です。
もちろん、欲を言えばきりがないし、どこかに多少不満が残るのは仕方がない場合もありますが、夜も寝られないくらい後悔するようなことになると、せっかくリフォームしても幸せとは言えませんね。
失敗例を参考にして、後悔のないようにしたいものです。

 

リフォーム会社選び

リフォームをするときはプランづくりと、リフォーム会社選びなどの準備が大切です。
特に、リフォーム会社選びがうまくいけば、ほぼリフォームは成功といっても過言ではありません。

リフォーム会社を選ぶ際には、見積もりを数社に依頼することが必要です。
その際にはこちらのサイトが便利です。

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登録時に見積もりを依頼する会社を選ぶことができますので、安心です。

参考記事

リフォーム会社選びやリフォームの進め方についてはこちらの記事もご覧ください。

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