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知って得する!フローリングの種類と選びかたのポイント!

リフォーム
この記事は約 11 分で読めます。

注文住宅を建てるときやリフォームする時、フローリングをどう選べばいいのでょうか?

色や種類、値段、特徴や機能も色々あって迷いますね。

 

フローリングは一度工事をしてしまうと住みながら張り替えるということはなかなかできません。

住宅メーカーやリフォーム会社の担当に、

「一番よく使われているから」
「標準仕様ですから」

といった理由ですすめられるままに選んでしまい、あとで「もっと考えて決めればよかった」と後悔することのないようにフローリングの種類やその特徴を知って、自分らしい素敵な住まいづくりをしましょう。

 

 

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フローリングの種類

合板フローリング(複合フローリング)

もっとも多く使われているフローリング材です。

薄い板を接着剤で張り合わせて12〜15mm程度の板にし、その表面に木目を印刷した合成樹脂のシートや、薄く削いだ天然木の薄い板を貼った床材です。

何枚もの板を張り合わせているので、湿度や温度の変化による反りや伸び、縮みなどが少なく、施工がしやすいのが特徴です。その特徴のため、床暖房対応のフローリングの多くは合板タイプがおすすめです。

 

シートタイプ

表面にのシートが貼ってあるシートタイプは、印刷によって色々な種類の木の色合いや木目などのテクスチャーを再現することができます。

強化シートを合板やMFD(木材繊維を固めたもの)の上に貼ったものです。

無垢材や挽き板フローリングのような本物の天然木の風合いを完全に再現することは難しいのが現状です。

強化シートを使用しており、品質が均一で施工がしやすいので、最近よく使われています。ワックスかけも不要で、メンテナンスも簡単だと言われていますが、表面のシートは薄いので、剥がれや引っかき傷には弱いです。

 

天然木タイプ

一番表面が天然木のフローリングは伸び縮みが少ないという合板のメリットと、天然木の色合い、テクスチャーや触感を兼ね備えた部材として広く使われています。

天然木タイプの合板フローリングには「突き板フローリング」と「挽き板フローリング」があります。

0.2〜0.6mm程度に削いだ薄い天然木を「突き板と呼びます。

木材をカンナがけする時に出るぺらぺらの木をイメージするとわかりやすいと思います。これを合板の表面に貼ったものが「突き板フローリング」です。

 

突き板は非常に薄く、元の木の色や触感はほとんどないので、多くの場合色を塗って天然木らしさを出しています。

塗装なのでウォールナットのような濃い色からナラやメープルのような薄い色まで幅広いバリエーションがあります。

 

同じく2〜3mmの厚さの天然木の薄板を「挽き板と呼び、これを合板の表面に貼ったものを「挽き板フローリング」と呼びます。

 

挽き板」は「突き板」に比べて厚く、元の天然木の色や触感を残すことができるので、いろいろな種類の木が本来持つ色合いや木目、触感などを楽しむことができます。

 

「突き板」も「挽き板」も一番表面は天然木なので、多くの場合透明なウレタンなどによる塗装やオイル仕上げなどをして汚れや傷がつきにくくしてあります。

また、表面の仕上げや塗装の種類によってはワックスも不要な製品もあります。

 

 

無垢材フローリング

無垢材は、一枚の天然木の板でできたフローリング材です。12mm〜15mmの厚さのものが多く出回っています。

無垢材の最大の特徴は、元の木の木目や色合い触感などを楽しむことができるという点です。

時間が経つと色合いが微妙に変化し、色合いに深みが出てきます。こういった変化も楽しむこともできます。

日本で一般的なナラやブナといった木だけではなく、ブラックチェリー、ウォールナット、チークといった外国産の原木から作ったフローリングもあり、様々な色合い、風合いを選ぶことができます。

表面の塗装は、無塗装も選べることもありますが、通常はやはり汚れを防ぐためにウレタン塗装やオイル仕上げを選択するケースが多いようです。

 

無垢板フローリングのデメリットは、温度や湿度による伸びや縮みなどの狂いが生じやすいということです。そのために原木を非常に長い期間乾燥させてフローリング材に加工してからの狂いを少なく抑えています。

 

また、一枚の天然木ですので、合板フローリングに比べて値段が高いというデメリットもあります。

 

しかし、フローリングは一度貼れば数十年は張り替えることがない部材です。初期投資はかかりますが、年月が経つにつれて深い風合いに変化する無垢材を選ぶ人も増えてきています。

 

 

見た目を大きく左右するフローリング板の幅

シートタイプの合板フローリングと無垢板フローリングでは、色合いや裸足で歩いた時の触感でその違いがわかります。

そのほかに、見た目を大きく左右するポイントがあります。それは板の幅です。

合板フローリングやシートフローリングは幅30.3cmの合板やMDFの上に突き板やシートが貼ってあります。その幅によって見た目が変わります。

無垢板のフローリングは幅の広さによって価格が変わります。幅の広い板の方が価格が高くなります。

無垢フローリングは1枚ずつ貼って行きますので、それぞれの板の間の溝がはっきり見えます。

合板フローリングは、30.3cmの幅に、板を何枚か合わせて貼ったように見えるよう溝を作っています。

たとえば、幅が30.3cm、長さが181.8cmの合板ですが、表面は10cmの板が3枚並んでいるように見えるようにしてあります。これは3Pタイプといいます。

2枚にしたものを2Pタイプ、4枚のものを4Pタイプといいます。

この溝が深い方が本物の無垢板のように見えます。各メーカーによって色々工夫されています。

合板フローリングを選ぶときには、幅が10cmより12cm、12cmより15cmや20cmと、フローリング材の幅が広くなればなるほど、突き板や挽き板タイプであれば、表面材の厚みが厚いほど無垢材に近くなります。

板の幅や長さは高級感だけではなく部屋の広さの見た目にも影響します。細く、短い部材をつかったり、節の多いものを使うと少しごちゃごちゃした感じとなり、部屋が狭く見えます。

一方、それぞれの部材が幅広で長いもので貼ると、部屋が広く見えます。

 

無垢材だけではなく、合板フローリングでも、できるだけ幅が広く、長いものを1本ずつ貼っていくタイプを選ぶと高級感が出て、部屋も広く見えます。

 

 

フローリングの選びかた

フローリングを選ぶ際には見た目の高級感、色合いや風合い、触感や耐久性などの特徴を理解した上で、家族や自分の住まい方と照らし合わせて考える必要があります。

 

床暖房の有無

冬の暖房に床暖房を設置する住宅が増えています。

床から温める自然な暖かさと、空気が汚れないということが大きな特徴で人気があります。

床暖房を設置する場合、フローリングは床暖房に対応したものを選ぶ必要があります。

床暖房はフローリングの下に電気ヒーターや温水の管を設置するので、フローリング材に直接熱がかかります。この熱でフローリング材が伸縮するとフローリングに隙間ができたり、フローリング材のつなぎ目が盛り上がって凸凹になったりする可能性もあります。

「床暖房対応」のフローリング材は床暖房の熱による伸縮を抑えることができる部材を使っており、伸縮の程度の試験をクリアしています。

特に無垢材フローリングは熱による変化が大きいので、床暖房対応かどうかを確認して選んでください。

床暖用は幅の狭いほうが反りが出にくいので、あまり幅の広いものは床暖には向きません。

 

床暖房のタイプによっても使えるかどうかに違いがある場合もあるので注意が必要です。
電気式の床暖房には使えても、ガスの給湯器を使った温水床暖房には使えないというフローリング材もあります。

温水床暖房の場合は、急速暖房の際に高温の温水が流れるので、熱による伸縮がより少なくなるように工夫されたものを選ぶ必要があります。

 

 

メンテナンスの容易さ

 

 

シートタイプのフローリング材は、強化シートを使っている場合、拭き取るだけでキレイにすることができ、ワックスがけも不要メンテナンスは簡単です。

突き板や挽き板のフローリング材のばあいは、厚さの違いはありますが、表面は天然木ですので、塗装がされていても食べこぼしなどによるシミの可能性もありますし、ワックスがけも必要です。

無垢材では塗装無しというものもありますが、ジュースなど少しこぼしただけでシミになりますので、ウレタン塗装かオイル仕上げを選ぶことをオススメします。

突き板や挽き板合板でも同じくウレタン塗装やオイル仕上げを選びましょう。

ウレタン塗装にはツヤのあるタイプつや消しタイプがあります。つや消しタイプの方が天然木本来の触感に近いと言われています。

また、特殊な塗装によって表面を硬く仕上げることによって、ペットなどによる引っかき傷に強い製品もあります。メーカーのショールームやか

オイル仕上げはオイルを染み込ませることによって水を弾き、汚れに強くする仕上げです。表面は元の木の風合いが残り、オイルによって自然な光沢があるのが特徴です。

 

 

遮音性(マンションの場合)

マンションの管理規定で、ものを床に落とした時の音や椅子を引きずった時の音を下の階の部屋に聞こえにくくするために、遮音性に優れたフローリング材を指定している場合がありますので注意が必要です。

遮音性にはJIS規格でLL35からLL70までの等級があります。

多くのマンションではLL45以上の遮音性のあるフローリングを指定しているところが多いようですが、リフォームなどでフローリングを貼り替える際には管理規定をよく確認してください。

 

 

見た目のこだわり

見た目の高級感にこだわるのであれば、幅の広い(15cm以上)無垢材フローリングがオススメです。

ウォールナット、チーク、チェリーなど色合いや木目に特徴のある木を選ぶことができますので、インテリアや家具などと合わせることによって、おしゃれな部屋をコーディネートすることができます。

 

 

値段

値段はざっくりいうと、高い順に、

無垢材>挽き板タイプ合板>突き板タイプ合板≧シートタイプ合板

となります。

また、それぞれのタイプのなかでは幅が広いほど、一本の長さが長いほど値段は高くなる傾向があります。

また、無垢材や挽き板のフローリングには、国産の木や外国の珍しい木など、木の種類にこだわった製品もあり、これらは値段も高くなります。

こういったポイントに照らし合わせて床材メーカーのホームページやカタログをみていくと、だんだん自分にふさわしいフローリング材が見えてきます。

最終的には自分が必要とする機能とデザインを、予算と照らし合わせながら決めることになります。

メーカーのカタログなどには、目安として1㎡あたりか3.3㎡あたりの値段が書かれていますので、自分の欲しいフローリングの値段を比較することができます。

(ただし、フローリングを貼る時には部屋の面積分きっちりの部材では足りないので、注意が必要です。)

ただし、この金額はメーカーの標準価格であり、実際には施工するリフォーム会社や住宅メーカーなどを通して買うことになるため、施工会社からの見積もりを取って確認します。

このときに、施工会社によって安く仕入れられるメーカーとそうでないところがありますので、施工会社に確認して床材メーカーを決めましょう。

また、フローリングを貼る時の施工費は別に必要になります。リフォーム会社や住宅メーカーから見積もりをもらって確認しましょう。

 

まとめ

フローリングは素材や色、仕上げなどによってもたくさんの種類があります。

フローリングは一度貼ると簡単には張り替えられないため、多少金額に違いがあっても10年先、20年先を考えて、自分の気に入ったものを選ぶことを強くオススメします。

もし予算との折り合いがつかない時には、例えば玄関やリビングのような毎日使って目につくところだけを無垢材など値段の張るフローリンングを貼り、寝室や子供部屋などは少しグレードを落としてバランスをとることもオススメです。

ただし、リビングとキッチンや、廊下と玄関など、つながっているところは同じフローリング材を選んだほうが全体の印象がまとまります。

フローリングは面積も大きく、住まい心地を大きく左右します。

気に入ったフローリンングを見つけて、快適な住まいを手に入れましょう。

 

 

フローリングだけでなくそのほかの床材についてはこちら↓の記事も参考にしてください。

リフォームを成功させる床材選びのポイントと床材の特徴

 

 

 

 

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いむら

いむら

楽しく暮らすための、住まいと暮らしについての情報をお届けします。
インテリアコーディネーター、二級建築士、風水カウンセラー、福祉住環境コーディネーター、色彩コーディネーター1級、宅地建物取引士
いむらの詳しいプロフィールは>>こちら