
リフォームや新築時にシステムキッチンを選ぶ際、どこのキッチンメーカーを選べばいいのでしょうか?
キッチンはメーカーによってどんな違いや特徴があるのかを知って、自分にあったキッチン選びの参考にしていただければと思います。
インテリアコーディネーターが実際に体験したり、調べたりしたシステムキッチンメーカーの特徴や違いと、おすすめのキッチンをお伝えします。
キッチンでメーカーによって違うものは何?
メーカーによって何が違うのでしょうか?
キッチンメーカーによって違うもの、特徴のあるものは
キッチンの扉の面材、カウンターの素材や色、シンクの形、収納、キャビネットの素材や形、カスタマイズの有無などがあります。
もちろん価格も異なります。
特に違いがあるのは、基本形ではないキッチンのレイアウトとバックセットのバリエーション、収納などです。
収納のしやすさや収納量についてはそれぞれのキッチンメーカーが工夫しています。
キッチンのスペースや使い勝手、予算に合わせて選ぶことができます。
キッチンはメーカーによってどんな違いがあるの?
どのメーカーのキッチンでもキッチンのサイズやレイアウトは基本的なプランがあります。
I型、L型 の基本的なサイズはどこのメーカーでも標準的なセットがあります。
その基本プランを比較することで、それぞれのキッチンの違いを知ることができます。
一番標準的な間口255cmのI型キッチンで比べると特徴がわかります。
メーカーによってカウンターの種類やシンクの大きさ、収納の形、キャビネットの大きさなどが違うことがわかります。
それぞれのメーカーのこだわりポイントが違うからです。
水栓金具やレンジフードや調理機器などについても、メーカーごとにオススメのものがあります。
メーカーによってはオプションが用意されていて、基本のものだけでなくいろいろな種類の中から自分にあったものを選ぶことができます。(キッチンメーカーによってはオプションの内容や使える部材が限られて場合もあります。)
メーカーによっては細いところまでカスタマイズできるものがありますし、逆に基本セットのみしかない場合もあります。
選べる種類が多いほど、価格が高くなる傾向があります。
おすすめキッチンメーカーの特徴とは
インテリアコーディネーターのいむらが実際に自宅やお客様の家で使ってよかったおすすめキッチンメーカー8社についてご紹介します。
収納のしやすさや収納量についてはそれぞれのキッチンメーカーが工夫しています。
キッチンのスペースや使い勝手、予算に合わせて選ぶことができます。
1.機能性だけでなくデザイン性も高いパナソニック

引用 http://sumai.panasonic.jp/kitchen/
パナソニックのキッチンは機能性だけでなくデザイン性も高いキッチンです。
Lクラス、リフォムス、ラクシーナの3つのシリーズがあります。
「料理をラクに楽しく」をコンセプトにコンロが横に3つ並んだトリプルワイドIH/ガス、オート水栓や収納キャビネットなど使い勝手の良い機能が充実しています。
カウンターとシンクの継ぎ目のないスキマレスシンクは掃除が簡単。
使いやすいコンセントや手元照明なども便利です。
扉材だけでなくカウンターやシンクにもカラーバリエーションがありコーディネートが楽しめます。内装材ともコーディネートできます。
価格のバリーションも広く、予算に合わせて選べます。
ラウンドアクセスプランができました。キッチンを囲んでいろりのように作業や食事ができるキッチンですので、家族と食事を楽したいかたにおすすめのアイランド型のキッチンです。
我が家は自宅のリフォームでは引き出しの性能、収納量、カスタマイズのしやすさ、価格などを考慮してパナソニックを使いました。詳しくはこちら↓↓をご覧ください
参考記事 自宅のキッチンリフォームでインテリアコーディネーターがパナソニックを選んだ理由
2.洗練されたデザインと優れた使いやすさが特徴のリクシル

引用 http://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/
リクシルのキッチンは洗練されたデザインと優れた使いやすさが特徴です。
「よごれんフード」や「くるりん排水口」など最新便利機能揃えています。
収納にも使いやすい工夫がされています。
シンク、コンロ、扉の色自由に選べる「彩コーデ」でキッチンを自由にコーディネートできますので、インテリアにこだわる人にもおすすめです。
リクシルのキッチンにはリシェル、アレスタ、シエラのシリーズがあります。
バリエーションが豊富で予算やスペースに合わせて選べます。
キッチンウエルライフのシリーズは、車椅子に合わせてキッチンの高さが変えられるなど、ユニバーサルデザインにも対応しています。
リクシルはキッチンだけでなく、洗面所やトイレ、床材や内装材などと合わせてつかうことができますので、工事店にとっても使いやすいキッチンです。
リフォームなどにもおすすめです。
3.デザイン、収納、最新機能が特徴のTOTO

引用 http://www.toto.co.jp/products/kitchen/index.htm
TOTOのキッチンは使いやすさ、お掃除のしやすさだけでなく、美しさにもこだわったシステムキッチンです。。
「すべり台シンク」や「水ほうき水栓」など水まわりの作業がラクにでき、節水もできる機器や2柔構造の連動式うち引き出しが便利です。
新築にもリフォームにも対応しています。
ザ・クラッソ、ミッテのシリーズがあります。
TOTOは水まわりのメーカーですから、水栓金具やシンクが機能的で使いやすいのが特徴です。
デザインや収納にもこだわっていますので、キッチンワークが楽しくできます。
4.ステンレスキッチンならクリナップ

引用 http://cleanup.jp/kitchen/ss/plan.shtml
ステンレスキッチンに力を入れており、こだわりのステンレスキッチンがSSシリーズです。
清掃性・収納力、デザインにこだわり、カウンター、シンクからキャビネットまでステンレスなのにお手ごろ価格を実現したクリンレディ。
どちらも収納も充実しています。
シンクはステンレスの使いやすさに静かさをプラスした「美サイレントシンク」、排水口まで一体なので掃除も簡単です。
木製キッチンはラクエラ、コルティのシリーズがあります。
5.ホーローキッチンがおすすめのタカラスタンダード

引用 http://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/flat/index.html
ホーローキッチンがおすすめ
タカラスタンダードはレンジフードやキッチンパネル、キャビネットの中まで、ホーロー仕上げになっていますので、拭き掃除が簡単にできます。
ホーローは鉄にガラスを吹き付けていますので汚れや湿気を寄せ付けないので、清潔です。
木製キッチンのタイプもあります。
機能的で価格もリーズナブルです。
マンションやアパートなどや清潔さを必要とする歯科医院でも採用しました。
実際に使ってみると、キッチンだけでなく、キッチンパネルもホーローなのでとっても掃除がしやすいのでつかいやすく、またマグネットがつけられるので便利です。
6.人造大理石のカウンターとカラーバリエーションが特徴のトクラス

引用 http://www.toclas.co.jp/kitchen/berry/
汚れにくく使いやすい独自に開発した人造大理石のカウンターが特徴です。シンクの色も選べてコーディネートできます。
カウンターとシンクは隙間も段差もないのでいつもキレイにしておけます。キャビネットやシンクも使い勝手に合わせて選ぶことができます。
使いやすい収納の工夫や調理スペース、手入れのしやすい換気扇など機能も充実しています。
扉の114色のカラーバリエーションがあります。シンクの色、カウンターの色を合わせることで部屋に合わせたキッチンを作ることができます。
7.おしゃれな無垢材のナチュラルキッチンならウッドワン

引用 http://www.woodone.co.jp/product/kitchen/suiji/
ウッドワンは床材や内装材の建材メーカーです。無垢材も多く扱っています。
無垢材の自然な風合いのキッチンがsu:iji(スイージー)
ニュージーパイン、オーク、メープル、ウォールナットの4種類の扉材を部屋に合わせて、コーディネートできます。取手も合わせて選べます。
こだわりのナチュラルな無垢材のキッチンならウッドワンがおすすめ。無垢材のテイストがとってもおしゃれです。
床材や内装材に合わせて選べます。
8.オーダーキッチンならクッチーナ(モーリショップ)

引用 http://cucinastyle.jp/cucina-kitchen-collection
フルオーダーキッチンのクッチーナ
好きな素材、色やレイアウトのキッチンが作れます。部屋に合わせてレイアウトもコーディネートも自由自在。どんなキッチンでもできるのが嬉しいです。
キッチンの扉材の種類も無垢材をはじめバリエーションも豊富、カウンターも大理石からタイルなどオーダーが可能です。使える機器は日本製だけでなく、外国製の食器洗浄器や洗濯機なども組み込み可能です。
キッチンに合わせてダイニングテーブルや、造作家具、洗面化粧台など住まいのコーディネートも可能です。こだわりのキッチンが作れます。
おしゃれな魅せるためのキッチンでも、収納やカウンターなど細部にわたってカスタマイズでき、機能的にも満足できるものができます。
バリエーションも豊富ですので、価格も予算に合わせて作ることも可能です。
キッチン選びのポイント
キッチンは毎日使うものです。
使う頻度は、どんなふうに使うのか、誰が使うのか、
どこに置くのか、オープンタイプかクローズタイプなのかによっても選び方は変わります。
メーカーによって大きく異なるのは、キャビネットや収納、天板の素材、デザイン、扉の素材や色などです。価格も大きな幅があります。色や素材、インテリアとの兼ね合い、部屋のサイズなども重要です。
何を大切にするのか、キッチンの優先順位は何かをしっかり考えて選びましょう。使う人にあったキッチンづくりが最も大切です。
デザインや使い勝手などはカタログだけではわからないところがありますので、実際のショールームに行って使い勝手をチェックしましょう。
まとめ
キッチンを選ぶときにどこのメーカーのキッチンを選ぶかによって、使い勝手や機能、キッチンのイメージが異なります。
キッチンメーカーの特徴をまとめると
清潔さや耐久性を重視するなら、ホーローのタカラスタンダードやオールステンレスのクリンレディがおすすめです。
オーダーキッチンならクッチーナ、こだわりのキッチンが作れます。
デザインと使い勝手、インテリア性を選ぶのなら、パナソニック。内装材とのコーディネートも選べます。
使い勝手やセラミックキッチンなら リクシル
キッチンのカラーにこだわるのなら、トクラス
ナチュラルな無垢素材がおしゃれな ウッドワン
水栓金具や機能にこだわるのなら使い勝手の良い TOTO
がおすすめです。
どんなキッチンが欲しいのか、キッチンに求める優先順位は何か、キッチンのレイアウトやインテリアはどうしたいのかなどを考えると使いやすくて満足のいくキッチン選びができます。
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