
引越しや新生活を始める時やカーテンを新しくする時など、カーテンをどのように買えばいいのかご存知ですか?
たくさんのお店や、ネットショップでカーテンを買うことができますが、せっかく柄や色が気に入って買ったカーテンが大きすぎたり、小さかったりして、窓のサイズに合わなかったなんてことがないようにしたいものですね。
また、カーテンの種類や柄だけでなく、大きさや飾り方でもインテリアのイメージが変わります。
カーテンのサイズ、カーテンレール、買うタイミングなど5つのポイントについて説明します。カーテンを買う際にお役に立てれば嬉しいです。
1.カーテンのサイズの測り方
カーテンを部屋にかけるときに最も大切なのが、カーテンの大きさです。
ファッションでもサイズ感というのはとても重要な要素。
サイズが合っていないとせっかくオシャレな生地を使っていてもみすぼらしいカーテンに見えてしまいますよね。
まずはカーテンのサイズの測り方の基本を押さえておきましょう。
採寸をする前にレールを確認
カーテンの採寸をする際には、カーテンレールが基準となります。
すでにカーテンレールが取り付けられている場合、その位置を確認します。
カーテンレールがついていない場合はレールのサイズ・取り付け位置を決めます。
カーテンの取り付け位置は、窓の上の寸法やバランスを見て取り付けましょう。
カーテンは意外と重さがありますので、下地のある場所に取り付けるようにするといいでしょう。
カーテンレールは窓の両サイドより5〜7cm ほど長めにすると、カーテンの光が漏れることがなく、またカーテンを開けた時にも窓の邪魔になりません。
カーテンの大きさの測り方
1.幅を測る
カーテンレールについているカーテンをかける丸い部分をランナーといいます。レールの中に入っていて左右に動きます。
カーテンレールの幅は、一番端にあるカーテンを掛けるランナーから反対側のランナーまでを測ります。一番端のランナーは通常固定されていますので、固定されているランナーの間の長さを測ります。
カーテンの幅がカーテンレールと同じ長さでは、カーテンを取り付けてもカーテンの横から光がもれることがあります。
カーテンを閉じた時に少しゆとりが必要です。
レールの長さに5%〜10%(カーテンのヒダの多さやスタイルによって異なります)をたした幅でカーテンを発注します。
規格サイズの標準的な窓幅(約1.6m から1.8mの窓)の場合1mの幅のカーテンを2枚セットで使うとちょうど良い幅になります。
2.長さを測る
・掃き出し窓の場合
カーテンレールのランナーの下の端から床より1〜2cmほど上までの長さを測ります。
カーテンが床につかないように少し短めにします。
また、丈が短すぎると、カーテンと床の間から日差しが差し込んだり、バランスが悪く見た目も綺麗になりませんので気を付けましょう。
既製品を買う場合でも長さはオーダーできる場合が多いので、できるだけ長さはきちんと合わせることをお勧めします。
・腰までの窓の場合(腰窓の場合)
カーテンレールのランナーから、窓枠の下10cm~15cmまでの長さを測ります。
窓枠と同じ長さになってしまわないように窓枠より長めになるようにします。短いと 窓の下から光が漏れてきます。
長いほうが窓からの冷気の侵入も防げます。
出窓の時や窓枠の中に入れる場合は掃き出し窓と同様に1cmほど短くします。
ドレープとレースのカーテンを合わせてかける場合
カーテンは厚手のカーテン(ドレープと言います)と薄いレースのカーテンを二重にかけるのが一般的です。
昼間はレースだけにして夜はドレープとレースの両方を閉じて使います。
ドレープの柄やデザイン、色などたくさんの種類があるのでインテリアに合わせて選ぶことができます。
ドレープとレースを2重にかける場合 通常はレースを窓側にします。
この場合 取り付け方は窓側のレースを1cmほど短くします。カーテンを閉めた時に室内側のカーテンを長くします。ドレープを閉めた時にレースの裾が出ないようにするためです。
柄やデザインのあるレースなら部屋側かけても素敵
最近はレースに柄や刺繍などおしゃれなタイプがあります。
その場合窓側に無地のドレープカーテンをかけ、部屋側にレースをかけるとレースの柄を楽しむことができます。
この場合はドレープとレースの長さを同じにしておきます。そうするとドレープとレースの前後を入れ替えることもでき、2通りの飾り方が楽しめます。
2.カーテンレール
カーテンを吊るすカーテンレールにもさまざまな種類があります。窓の位置やインテリア、カーテンの形に合わせてレールも選ぶことができます。
機能レール
アルミや樹脂でできているレールです。シンプルで使いやすいレールです。
シングルタイプとダブルタイプがあります。
カーテンを閉めた時にカーテンでレールが隠れるようなスタイルになります。カーテンボックス内にも使われます。
カーテンを吊るす機能を重視しているので機能性レールとも言われています。
また、電動リモコンでカーテンの開閉ができるレールなどもあります。
装飾レール
デザイン性の高いレールで、インテリアの一部として見せるためのレールです。
カーテンと合わせてコーディネートします。
装飾性を重視していますので、装飾レールと言われています。
木製のものやアイアン製のものなど色々なデザインのものがあります。
カーテンを閉めてもカーテンレールが見えるようにレールの下にカーテンを吊ります。
カーテンレールの取り付け
カーテンは、特に大きな窓に付ける場合カーテンの生地もたくさん必要ですので重くなります。
カーテンレールにはかなり重さがかかりますので、壁のどこでも取り付けられるというわけではありません。しっかり固定しなければなりません。
特に装飾カーテンレールは機能レールに比べて重いので、壁の下地のあるところに取り付けるようにします。
3.カーテンの吊り方
カーテンの吊り方によって、必要なカーテンの長さが異なりますので注意が必要になります。
正面付け
正面から見てカーテンレールを全部かくすようにカーテンを取り付けます。カーテンを閉じた時に正面からはカーテンレールは見えません。
一般的な機能レールの場合のドレープのカーテンによく使われます。
天井付
カーテンレールが見えるようにレールの下にカーテンをつける場合天井付と言います。
装飾レールやカーテンボックスの中にあるレール、機能レールのレースカーテンなどの場合に使います。
正面付と天井付では同じ高さのカーテンレールに取り付ける場合でもカーテン自体の長さはレールが隠れる分正面付けの方が長く必要です。
カーテンを注文する場合、正面付か天井付けかを確認することが必要となります。
どちらかわからない場合は、カーテンレールの写真をとって、お店で相談すると良いでしょう。
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4.カーテン購入のタイミング
引越しする際に意外とわからないのが、カーテンの購入のタイミングです。
引越ししたら、できるだけその日のうちにカーテンを吊るしたいですよね。スムーズに購入するために、タイミングについてご説明します。
マイホームを購入し、引っ越す場合
マイホームを購入する場合は、引っ越すまでにゆとりがあると思います。ですから、床や壁の色が決まってからカーテン選びをしましょう。
内覧会などのタイミングで窓のサイズを測ります。マイホームの引き渡しを受けてすぐにカーテンレールを取り付けられるように段取りをします。
カーテンは窓の大きさや形、取り付け位置などを考えて選びましょう。一般にカーテンをオーダーする場合は2週間程度はかかります。
カーテンは部屋のイメージや使う家具などとのコーディネートも考えて選びます。通常のスタイルだけでなく、シェードやブラインドなども選ぶことができます。
リビングはソファやクッションなどと色などを合わせるとおしゃれになります。
寝室や子供部屋はカーテンとベッドカバーを合わせると素敵です。
必要ならばカーテンレールも選びます。カーテンレールはオプションなどで取り付けてもらえる場合もあるので確認しましょう。
カーテンレールの取り付け位置が決まったら採寸をし、カーテンを発注して、引越し日までに手元に届くようにしておきます。
賃貸に引っ越す場合
賃貸の場合は、内覧をする際に気に入った物件があれば、窓のサイズを測っておきましょう。
あらかじめカーテンレールが取り付けられている場合が多いので、カーテンレールの幅と、カーテンレールのランナーまでの位置を測ればカーテンを注文をすることができます。
引越し日までにカーテンが手元に届くように手配しておきましょう。
5.オーダーカーテンと既製カーテン
既製カーテン
あらかじめ一般的な窓の大きさに合わせて作られているカーテンです。
レースカーテン 縦x横 (単位cm) 100x133 100x178 100x198
窓に比べてカーテンの幅が小さいと隙間ができて、光が漏れますので注意してください。
カーテンの幅が少し大きめのカーテンの場合、少しヒダが多くなりますがしっかり窓をカバーすることができますので、幅が小さいよりは大きい方が良いです。
丈は採寸の際にも述べましたが、短いと見た目も悪いし、光や冷気がもれますので、できるだけ合わせるようにします。1〜2cmくらいでしたらカーテンを吊るフックで長さを合わすことができます。
長さが合わない場合は、既製品でも長さをオーダーすることができるところが多くありますので、それらを選ぶことをお勧めします。
オーダーカーテン
オーダーカーテンは窓に合わせてスタイルや生地をえらんで作ります。ヒダの多さも選べますし、裏地をつけたりすることもできます。
シェードなどのスタイルも選べます。窓に合わせてデザインすることをもできます。
クッションやベッドカバーなどとお揃いにしたり、色や素材を選んでコーディネートすることもできます。
オーダーカーテンは既製品に比べて、費用はかかりますが、仕立ても綺麗で、自分の好みに合わせて仕立てることができます。
コストが気になる場合にはリビングなどにはオーダーカーテンを利用して、子供部屋などは既成カーテンを利用するのも一つの方法です。
さいごに
失敗しないカーテンの買い方、サイズ選びの方法についてご説明しました。
カーテンの測り方なやレールによってもカーテンのサイズは異なります。
カーテンはインテリアの重要な要素です。部屋にあったカーテンの購入に役立てて、素敵な部屋作りをしてください。
カーテンの種類やカーテンのスタイル、生地についてはこちらの記事も参考にしてください。