
ごちゃごちゃのキッチンが気になって何とかしたいと思っていませんか?
「片付けるぞ!」と決めてやっと重い腰をあげて、片付けを始めたけど、食器を取り出して終わり、前よりも散らかってしまった・・・
なんてことはありませんか?
いつも片付いているモデルルームのようなおしゃれなキッチンにするには、どうしたらいいのでほうか。
ごちゃごちゃのキッチンを使いやすくおしゃれにするためには5つのポイントがあります。
5つのポイントに従って素敵なキッチンにしてみませんか
おしゃれで使いやすいキッチンにするための5つのポイント
収納の方法だけを学んでも、
いくらいらないものを捨てても、
片付けをした後に
どんなキッチンにしたいのか
どんな暮らしがしたいのか
がはっきりしていないと、片付けてもまた元のままになってしまいます。
使いやすくおしゃれなキッチンにするために
- 部屋の目的を確認し、どんな暮らしがしたいかを考える
- 現状を把握する
- 暮らしに必要なもの、持っていたいものを選ぶ
- どこでどのように使うのかを考え動線に沿って収納する
- 暮らしやインテリアを楽しむ
の5つのポイントに従ってキッチンを見直してみると、使いやすくておしゃれなキッチンにすることができます。
1. 部屋の目的を確認し、どんな暮らしがしたいかを考える
どんなキッチンにしたいですか?
使いやすいキッチンにすると決めましょう。
やみくもに片づけを始める前に、完成形をイメージすることが大切です。
理想のキッチンをイメージしてください。
お気に入りのキッチンやダイニングではでどんなことをしたいか考えましょう。
お好みのインテリアや好きなものの写真やカタログを集めてみましょう。
現状にこだわらず自分の住みたい暮らしをイメージします。
キッチンで作りたい料理は何ですか。
作ったお料理を、誰と、どんな食器で、どのように食べたいか、などを具体的にイメージしてみます。理想のキッチンにするためには、何が必要で何がいらないかを考えてみましょう。
2. 現状を把握する
キッチンの現状を確認しましょう。
キッチンの広さ、シンク・ガス台の位置、食器棚や収納などをしっかりと見て確認します。
それぞれの中にどんなものを入れているか見ておきます。
実際の例を見てみましょう。
忘れずに写真に撮っておいてください。これがビフォアです。
カウンターにはたくさんの調理機器が出ていますよね。ごちゃごちゃしています。
写真を見ると良くわかります。
キッチンでいつも通りお料理や片付けをしながら、どんなところが使いにくいか。
どの食器や器具を使っているか。使いやすい位置はどこなのか。
使いにくいところはないのかなどをみてみましょう。
使いにくいところは?
・お料理を盛り付けようと思ったけど、お皿を出すのに手間取っている。
・お箸を入れているところには使わない割り箸がいっぱいあって使うものを探している。
・おたまやフライ返しを使い易いようにガスの横に収納していたけどベタづくのがイヤ。
・調理スペースがなくて、調理しづらい。
・食器を置く場所がない。
たくさんありますよね。書き出してみましょう。書いたらなぜ使いにくいかも考えてみます。
次に今のキッチンで使いやすい所や好きな所を探します。
使いやすいところは?
・好きな食器がすぐに使える。
・お茶碗とお椀が一緒にしまってあるから使いやすい。
・お皿を大きさ別にしているのがいい。
・おたまや包丁のしまう位置が使いやすい。
・電子レンジの位置が便利。
・湯沸かしポットが早くて使いやすい。
・キッチンが広くて子供と一緒に料理ができる。
・コンパクトにまとまっていて使いやすい。
・キッチンのカウンターの高さがちょうどいい
など、探すといろいろありますね。
使いやすい所は動線を考える上で重要ですのでしっかりチェックしておきます。
3. 暮らしに必要なもの、持っていたいものを選ぶ
その次に、毎日必ず使っているものと、あまり使わないものを、リストアップします。
そしてそれらの位置を確認します。あまり使わない物なのに、キッチンの特等席にあるものはありませんか。
具体的にご自身のキッチンでも見てみて下さい。
必要なものを選びます。
よく使うもの、大切なもの、好きなものはもちろん、今は使わないけど時間ができたら使いたいなども、自分にとって必要なものです。
自分の暮らしに必要ないものは処分すればいいですが、必要なら全て残すこともあるかもしれません。
必要なキッチングッズを選びましょう
キッチンのものにはたくさんのものがあります。
グループに分けてみます。
1.調理機器、設備、キッチンセット
(システムキッチン・ガス台・IHヒーター・換気扇・水栓金具・浄水器などキッチンに付帯する設備・あらかじめ設置されているもの)
2.電化製品
(冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・ポット・オーブントースター・コーヒーメーカー・ジューサー・フードプロセッサー・パン焼き機・食器洗浄乾燥機・洗濯機・泡立て器など)
3調理器具
(鍋・フライパン・ボウル・ざる・包丁・まな板・カトラリー・お玉・計量カップなど)
4.食材・食品
(米・野菜・果物・乾物・調味料・水・飲料・缶詰・レトルト食品・お菓子など)
5.食器
(皿・茶碗・お椀・コーヒーカップ・コップ・グラス・鉢・どんぶりなど)
6.その他 小物・雑貨など
(密閉容器・ラップ・チャック袋・ペーパータオル・コースター・水筒・紙皿・ストロー・ケーキ型など)
7.掃除用具・ゴミ箱
(布巾・タオル・洗剤・スポンジなど)
本当にたくさんありますね。
これらの中から使うもの、必要なものを選びます。
4. どこでどのように使うのかを考え、動線に沿って収納する
たくさんの物どこにしまうか。それで使い勝手が全く違ってきます。
ここが一番大事なポイントになります。
どんなキッチンにしたいか、どう使いたいかが決まっていないと片付けても、
また、元に戻ってしまうことがあります。
使い勝手、動線、使うものをしっかり考えて収納することで、暮らしやすさ、片付けやすさが格段に変わります。
散らかりにくい、すっきりとしたモデルルームのような使いやすくて綺麗なキッチン作りが可能になります。
キッチンの収納の基本的な考え方
キッチンの収納の基本的な考え方は次の3つです
- 毎日使うものは使いやすくしまいやすい位置に置く。
- 手が届く場所にゆとりを持って収納する。(例:茶碗、皿、食器など)
- 使用頻度の低いものは奥の方や棚の上の方などにきちんと収納する。
一般的なキッチンの収納場所をあげてみます。
実際には、自分の使いやすい位置を確認しながら収納場所を決めると良いでしょう。
収納の基本は必要なものを使いやすい位置に置くことです。
そのためには、次の5つのステップに従って収納をしてきます。
① どこで何が必要かを考える。
② 必要なものを選ぶ。
③ 収納スペースを確認する。
④ 使用頻度や場所を考えて置く場所をきめる。
⑤ 定期的に見直す。
収納と片付けの違いを理解して綺麗なキッチンを維持しましょう。
収納 中に入れてしまっておくこと。収めること。
片付け 散らばっているものをきちんとした状態にすること。ごたごたしている物事を整理すること。
整理 乱れた状態にあるものを整えてきちんとすること。無駄なもの不要なものを処分すること。
整頓 きちんとかたづけること。また、きちんとかたづくこと。整うこと。
つまり、片付けは捨てることではありません。
ものを適当な場所にきちんと収め入れ、整えることが、片付けと収納の目的です。
収納はしまい込むことでもありません。使うために置く場所を確保することが大切です。
片付けながら、さらに、モデルルームのようなおしゃれなキッチン作りを目指していきましょう。
キッチンの目的は、
お料理をする場所/食事を食べる場所/食品・食材、調理道具、食器などの保管場所、
つまり、作業場兼収納場所です。
そして食事を楽しむ場所。
作業場所は作業がしやすいことが一番です。
作業しやすいということは、使いやすいところに道具や材料があること。
必要なモノが必要な時にすぐ使えるようにセッティングされていること。
邪魔なものがないこと。
動きやすいスペースがあること。
ここが重要です。これらの点に気をつけて、収納場所を決めましょう。
料理をする手順にそって、必要なものを出して、使って、洗って、片付けるということがスムーズにできるようにします。使い勝手が良く、楽しく料理ができるようなキッチンを目指します。
そして、さらに、その部屋が素敵でくつろげる場所であることを目指します。
5. 暮らしやインテリアを楽しむ
使いやすいキッチンができたら、特別なインテリア小物を置くのではなく、お気に入りの食器やフルーツなどを飾っておしゃれなキッチンを演出します。
実際に片づけてみました。 ビフォア写真と比べてみて下さい。
桃を入れたサラダボールの位置を変えて観葉植物を置きます。
片付いたキッチンカウンターにお気に入りのガラスのサラダボールに入れた桃と、観葉植物の鉢の赤がアクセントになっています。
ここに視線が集まるので、後ろの食器棚の色の違いやゴチャゴチャ感が少なくなって見えます。
ビフォア写真に比べるとすっきりしました。
フォーカルポイント
見せたいものを作ってそこに視線を集めるようにします。お部屋の中で一番見せたい場所を「フォーカルポイント」といいます。フォーカルポイントを生かしましょう。
また、大切なものをしまっておかないで、毎日の生活に使っていきましょう。
お気に入りの食器を箱に入れてしまっていませんか?
毎日使っているのは、商品名の書いてあるおまけのコップや、キャラクターの書かれたマグカップなどなんてことはありませんか。
お気に入りのコーヒーカップやクリスタルガラスのワイングラスをしまっていないで、毎日の食事で使ってみましょう。お気に入りのものを使うことで、食事がさらに楽しくなります。
まとめ
どんなキッチンにしたいのか、どうすれば使いやすいキッチンができるのかを考えて何をどこに置くか決めていきます。
よく使うものを使いやすい位置に置くことが収納の基本です。
使いやすいキッチンができたら、お気に入りの食器を使って毎日の暮らしを楽しみましょう。
キッチンがきれいになったら、「ちょっとお金かけてリフォームしてみたい」と思うかもしれません。
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