
リフォームや新築時の壁紙(クロス)選び
どうやって選べばいいのでしょうか?
素敵な住まいにしたいけど、たくさんあって悩みますよね。
いきなり壁紙の分厚いサンプル帳を開いて
「リビングのクロスはどれにしましょうか?」
と壁紙選びを始める時に、知っておきたい壁紙(クロス)選びのコツや部屋別おすすめクロスをお伝えします。
クロスの種類や工事費についてはこちらの記事を参考にしてください。
【壁紙(クロス)選びのポイント】知っておきたい壁紙(クロス)の種類と価格
どんな壁紙(クロス)を使うかを考えましょう
どんな壁紙(クロス)が使いたいですか?
・クロスの素材にこだわりたい。自然素材を使いたい。
・ペットがいるのでそれに合ったクロスにしたい。
・消臭効果、強度があるなど機能性のあるクロスにしたい
・おしゃれな輸入クロスを使いたい。
・安くて、綺麗に貼れるのならなんでもいい
など、どんな壁紙(クロス)にしたいかを考えてください。
壁紙(クロス)には本当にたくさんの種類があります。どんなイメージにも合わせられます。
こだわりポイントがあるのなら、あらかじめ考えておくことで失敗がなくなります。
特にこだわりがない場合も使いやすいクロス選びをご紹介します。
インテリアイメージを確認する
出典:www.sangetu.co.jp
イメージに合わせて、壁紙(クロス)を選ぶことでコーディネートされた素敵な住まいづくりが可能になります。
インテリアのイメージとしてはモダン、和風、シック、ナチュラル、アジアンテイスト、北欧スタイル、エレガント、カジュアル、アーバンなどがあります。
壁紙のサンプルカタログもイメージに合わせて壁紙(クロス)サンプルがまとめて並べられていますので、イメージが決まればそこから選ぶと合わせやすくなります。
イメージがわからない場合は、写真や、モデルハウスなどで「こんな感じの部屋がいい」というものを選んでください。いまのところはざっくりとしたイメージでも大丈夫です。
家の壁紙(クロス)を確認しよう
今住んでいるおうちの壁紙(クロス)は気に入っていらっしゃいますか?
クロスを決める前にあらかじめ現在のお住まいの壁紙をじっくりご覧ください。
言われて初めて、じっくりご覧なった方もいるかもしれませんが、どんな色なのか、模様はあるのか、手触りはどうなのかなど確認をしましょう。
白っぽいクロスだと思っていたけど、真っ白ではなかった。
こんな模様があったんだ。
表面がザラザラしている。
部屋によって汚れ方が違っている。
など
いろいろ気がつくことがあるかもしれません。
モデルハウスやショールームなどでどんなクロスが使ってあるのかもしっかり見てください。
お気に入りのレストランやお店に行った時にも壁紙と全体のイメージをみて、いいなと思う壁クロスを探してみましょう。
イメージを掴んでから家の壁紙(クロス)を決めると決めやすいです。
他のインテリア部材の色や素材は?
インテリアの中で最も大きな面積を占める壁。
インテリアは床材や扉などの素材や色とのコーディネートが大切です。壁紙だけを見て選んでしまうと、全体のバランスがとれなくなってしまいます。
できれば、サンプルや写真を用意するとコーディネートがしやすくなります。
部屋の壁紙(クロス)の選びかた
全体のイメージを考えて壁紙(クロス)選びをします。
全体のインテリアイメージをベースに
玄関廊下はお客様を迎えるところだから落ち着いた雰囲気のクロスにしたい。
リビングはみんなでくつろげる温かみのある感じにしたい。
子供部屋は、自分好みの部屋にしたい。
など、
それぞれの部屋の役割や部屋ごとの雰囲気にあった部屋作りができれば素敵です。
さっそく部屋ごとにクロス選びのポイントを見ていきましょう。
リビング・ダイニングの壁紙(クロス)
リビングルームやダイニングルームなどLDKは家の中心でつながっていることやオープンにしておくことが多いので壁紙(クロス)は同じものを選ぶといいでしょう。天井は同じクロスか、少し明るめの色の方が部屋を広く見せます。
吹き抜けがある場合やマンションなど梁がある場合は天井と壁を同じにした方が仕上がりがきれいです。
壁の壁紙(クロス)に柄や色が入っている場合は、天井は無地でベーシックなものがいいでしょう。
リビングにアクセントをつけたい時は、壁紙(クロス)を一部分だけ変えたり、違う素材を選んでもおしゃれです。
玄関・廊下・ホールの壁紙(クロス)
玄関や廊下は家に入った時の第一印象を決めるスペースです。
全体のイメージに合わせて、玄関などもベーシックなクロスを選ぶとコーディネートしやすいです。ホールや階段は繋がっていますので、天井と壁を同じクロスにするとすっきりとして広さを感じられるでしょう。
インテリアのアクセントとして一面の壁だけを違うクロスを使っても素敵です。
トイレの壁紙(クロス)
トイレは狭い空間ですので、あまりごちゃごちゃしたものよりは、清潔感のあるクロスを選ぶとスッキリします。
アクセントクロスを使っておしゃれにするのも素敵ですね。
同じランクのクロスですと同じ価格で色の違うものや柄物も選ぶことができますのでトライしてみてはいかがでしょうか。
汚れ防止、消臭、防カビ機能のある壁紙を使うのも効果的です。
子供部屋の壁紙(クロス)
子供はあっという間に成長します。子供が小さいからといって壁紙を子供っぽい柄にするのはあまりお勧めはしません。
集中できるブルーやグリーン、元気の出るイエローなどをアクセントに使ってみるのもいいかもしれません。
壁クロスよりも交換しやすいカーテンやベッドカバーを好みの色や柄にすると子供らしい楽しい部屋にすることができます。
よくあるクロス選びの失敗例
- 柄のあるものを選んだら、部屋がごちゃごちゃした感じがして落ち着かない。
- 柄の色が思ったより派手だった。
- 小さくてかわいい花柄をえらんだつもりだが柄が小さすぎてわからなかった。
- シンプルなものを選んだけど、リフォーム前とほぼ同じで変わらない。もっとおしゃれにしたかった。
- クロスの継ぎ目や下地の凸凹が目立つ。
- 継ぎ目の目立たない凹凸のあるクロスを選んだが、壁に物が当たっただけでも傷になり破れやすい。
- すっきりしたいと思って、白を選んだら白すぎて落ち着かない。
- サンプル帳で見たのとなんとなくイメージの色と違う。
よくあるクロス選びの失敗例ですが、これらの原因は全てクロス選びの際に、しっかりサンプルを確認していないことにあります。
これら失敗はサンプル帳の小さなサンプルをみただけで決めたことが原因でおこります。
大きなサンプルをもらって実際の壁紙(クロス)を確認することで防ぐことができます。
大きめのサンプルで確認する。
このような失敗を避けるために、クロス選びは大きめのサンプルで必ず確認しましょう。
サンプル帳の小さな見本でみたときと、全体に貼った場合とではイメージが違う場合があります。
広い面積では明るめにみえることが多くあります。
また柄のあるクロスの場合、小さなサンプルだけでは柄の全体がわからないことがよくあります。
サンプル帳ではサンプルが小さすぎるのでよくわからないことや、実際のイメージがつかめにくいので、大きなもので確認することが必要です。あわせて写真などで全体のイメージを確認してすることも重要です。
サンプルを依頼しましょう
メーカーに依頼をしてA4サイズのサンプルを送ってもらいましょう。
コーディネーターや工事の担当者に依頼すれば、送ってもらえます。ほどんどのメーカーではその会社のウェブサイトから依頼することができます。使いたいと思ったものを全部依頼して送ってもらいましょう。
サンプルで確認すること
サンプルを貰ったら、クロスの色や光沢、手触り厚みなどしっかり確認しましょう。壁と天井が違う場合はそれぞれを組み合わせて見ます。
床材や家具、カーテンなどとのコーディネートも大きめのサンプルで決めるとわかりやすいです。
自然光、蛍光灯、電球色などではクロスの色の見え方が変わ流場合があります。
とくに天井や壁に照明があるところでは、光が当たると凹凸がはっきり見える場合があります。実際のクロスサンプルを壁貼ったりして見るとよくわかります。
実際に使う予定の部屋や廊下やトイレなどでみたり、窓際に持っていたり、部屋の壁にテープでとめてみたしてどんなふうに見えるのかを確認をするといいでしょう。
クロスの強さは実際にサンプルをひっかいて見て確認してください。破れやすいものは天井のように人が触ったりしないところにはいいですが、人がよく通る場所などには適しません。
ボールペンで字を書いてみたりして、汚れが目立ちやすいかなどもチックしてください。
インテリアコーディネーターは必ず大きめのサンプルで確認をします。
サンプルがあれば、カーテンや家具を選ぶときも実際に色や柄を合わせて選ぶことができるので、コーディネートする際に便利です。
クロスの選びのポイント
色使い
インテリアの中で壁紙は大きな面積を占めるので、ベーシックなカラーを選ぶと家具やカーテンなどと合わせやすなります。
デザインや素材や表面の形状はインテリアのテイストと合わせるといいでしょう。
一般的には白っぽいクロスが多いですが、真っ白のクロスを選ぶと汚れが目立ちやすい、反射が強い、白すぎると落ち着かない感じがしますので、少し色が入っているものをお勧めします。
淡いクリーム色やベージュ、ピンク色などが温かみがあり、床やドアの色に合わせやすく、目にも優しいのでおすすめです。
リフォームの壁紙(クロス)
リフォームなどで、張り替える場合は前に貼ってあったクロスをはがすときに下地の凸凹が残る場合があります。そんな時に厚さが薄いものや表面がツルツルしているクロスですと、下地の凸凹が目立ちます。
ある程度の厚みがあり、織物調や石目調のクロスが良いでしょう。リフォーム用に向いたクロスを集めたサンプル帳がありますので、それから選ぶと安心です。
色や柄ものを選ぶ場合
インテリアにおいて大きな面積を占める壁ですが、その色やデザインによってイメージを大きく変えることができます。
ヨーロッパやアメリカなどでは特に色やデザイン性のある壁紙が多く使われています。
輸入物のクロスにはとても素敵なものが多くあります。
壁紙は床材や天井に比べると張替えしやすいので、こだわりのある場合などは、好きな色やデザインのクロスを選んで使うと素敵なインテリアの部屋にすることができます。
アクセントクロスと言って壁の一部を柄物や色のあるものにすることで部屋の印象を変えることができます。このときはある程度はっきりとした色や柄のあるものを使うほうが効果的です。
まとめ
壁紙(クロス)選びのポイントは全体のイメージを考えて選びましょう。一度決めたら簡単には取替えにくいので、床、壁天井だけでなくカーテン家具なども含めてコーディネートしていきましょう。
小さいサンプルでは全体のイメージがつかみにくく、失敗の原因になりやすいので、大きめのサンプルを必ず取り寄せて確認をしてください。
気に入ったクロスを選んで素敵な住まいになるといいですね。
参考記事 クロスの種類や工事費についてはこちらの記事を参考にしてください。
【壁紙(クロス)選びのポイント】知っておきたい壁紙(クロス)の種類と価格
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