
おしゃれな部屋にしたい
おしゃれな部屋にしたい。
インテリアに興味があるけど、どうしていいかわからない。
部屋が散らかって見える。
なんとなく野暮ったい。
部屋づくりに悩んでいる人に簡単におしゃれな部屋にするコツをインテリアコーディネーターがお伝えします。
部屋の中でもっとも目につくところに注意
片付けても何となくちらっかっているように見えるときありませんか?
そんな時、簡単にきれいに見せるには・・・
部屋に入った時に一番先に目につくところを片付けておしゃれに飾ってみましょう。
ドアを開けた瞬間目に入るのが物がたくさん入っている棚だとすると
どんなに片付けても散らかった印象になります。
棚の一部分を片付けて空間を作ります。
そこに花や観葉植物お気に入りの雑貨を飾ってみましょう。
すっきりした印象になりますよ。
但し飾りすぎは禁物です。できれば一つ、多くても3つまでにしてください。
特に大切なところは玄関
靴が散らかっていたりしては台無しです。
とにかく脱ぎっぱなしの靴は片付けて、すっきりさせましょう。
玄関が綺麗な家には良い運気が来ると風水的にも言われています。
フォーカルポイントを使う
フォーカルポイントとは焦点。
カメラで焦点を合わすという時、フォーカスするといいますよね。
インテリアでは部屋の中で見てほしいところ。
海外の家では暖炉などが一番のフォーカルポイントになります。
フォーカルポイントをどこにするかは、椅子やソファに座って一番視線の行くところ。
部屋に入って一番目につくところ。
フォーカルポイントには絵やグリーンや小物などを活用するといいですね。
色では、アクセントカラーをうまく使うと効果的です。フォーカルポイントにいく延長線上が散らかっていたらせっかくのフォーカルポイントの役目がなくなります。
ぜひ、視線の先を綺麗にしましょう。
暖炉・グリーン・絵が素敵なフォーカルポイントになっています。
余分なものを置かない
美しい部屋にするコツは余分なものを置かないこと。
そのためには、やっぱり物を減らすこと。
まずは、ごみを片付けましょう。
手の届きやすいところにゴミ箱を設置します。
使わないもの、不要なものは片付けてしましょう。
いろいろな片付け方法があります。
自分に会うやり方を見つけることも大切です。
片付けで、大事なのはものを詰め込まないこと。
使ったら、元に戻す場所が必要です。
出しっ放しにするのなら出ていても気にならないデザインや色のものを選ぶとおしゃれになります。
部屋のコンセプトを決める
片付けが終わったら、部屋のコンセプトを決めましょう。
モデルハウスがおしゃれに見えるのは、部屋のづくりのコンセプトがきちんと決まっているからです。
自分の部屋がなんだか美しくないと感じているのなら、家具やインテリアのテイストがバラバラだからかもしれません。
自分の目指す部屋のイメージがあれば、それに合わせてテイストを揃えていくといいでしょう。
自分の目指す方向性や、テイストが判らないという場合は、好きなものの写真を集めてファイルを作ってみましょう。
インテリア雑誌やファッション誌、家具のカタログなどから、良いなと思ったものを集めておくと自分の好みがきっと見つかります。
色を上手に使う
色をうまく使いましょう。
部屋のイメージを大きく変えることのできる色。
色をうまく使うことで部屋の印象が違ってきます。
たくさんの色がある部屋はごちゃごちゃして見えがちです。
部屋の中で使う色は大きく3種類に分けて考えましょう。
1.ベースカラー
部屋の基本となる色です。床、壁、天井などの内装に使われている色です。
2.テーマカラー
部屋の中でメインとなる色です。部屋の雰囲気を作るインテリアの主役となる色です。
ソファー・カーテン・ベッドカバーなどに用いられることが多いです。
3.アクセントカラー
クッションや絵・インテリア小物など部屋にアクセントを加えるための色
色の割合は全体の10%以内にしましょう。
好きな色を基本として、反対色(補色)や類似色やグラディーションを
使うと素敵な部屋になるでしょう。
空間における色のバランス
ベースカラー : テーマカラー : アクセントカラー の割合は
7:2:1
が基本となります。
特に濃いめの色を使う場合は分量に注意しましょう。
インテリアのテーストや素材感にも気を配るとおしゃれ感が増します。
カラーコーディネートを活用する
色の基本となるカラーサークル(色相環)は似た色がとなりあって輪になっています。
図のように隣り合っている色は類似色といい、似た色同士なのでまとまった印象になります。
向かいあう色は反対色といいお互いの色を引き立てる個性的な組み合わせが作れます。
色相環に入っている色が基本の色で有彩色といわれますが、その中にない白、黒、グレーは無彩色と言われます。
明るさを表す明度の基本となります。明度が一番明るいのが白、一番暗いのが黒です。それぞれの色にも白っぽいものから黒っぽものがあり、明度と彩度で表されます。これらの色の組み合わせがトーンといわれています。
色の組み合わせの基本例
色の組み合わせの基本に従って選ぶとすっきりとした印象になり、おしゃれな部屋づくりができます。
色の組み合わせの基本は、同系色、類似色、同じトーン、反対色の組み合わせからできています。
基本をベースに自分の好きな色やテーストを少し加えることでおしゃれなインテリアの部屋にすることができます。
照明をうまくとりいれましょう。
窓の明かりや、照明によって部屋の雰囲気が大きく変わります。
食事の際には美味しそうに見える白熱灯、リビングではくつろげような照明を、寝室ではゆっくり休める照明、子供部屋は落ち着いて勉強ができるような照明など、目的にあった照明を選ぶことが大切です。
最近はLED照明がおおくなり、光の強さを調節できたり、色温度と言って色味がリモコンで変えられる照明器具がいろいろあります。
シーンや目的、時間帯に応じで色や明るさを変えたりできます。
天井に一箇所の照明だけでなく、スタンドやスポットライトなどを使って、明るいところと暗いところを作ることにより、部屋の中にもメリハリが付きますのでおしゃれな空間づくりをすることができます。
まとめ
住まいにはたくさんのものがあります。住まいを美しくおしゃれに見せるためには、ものを買う時に、自分の部屋のテーマカラーを決めて色を揃える。余分なものを出して置かない。視線の行くところを意識すると格段に美しく、おしゃれな部屋にすることができます。
ぜひ、一度目につくところに余計なものがないかどうかを確認してみてください。
おしゃれな部屋づくりの参考にしてみてください。