
自宅を売却しようとするときには、不動産会社に売却の仲介を依頼することになります。
どの不動産屋さんに頼んでも同じなのでしょうか?
そんなことはありません。不動産会社、担当者によって高く売れたり、なかなか売れなかったりする場合があります。
不動産会社は大手不動産会社から個人経営の不動産屋さんまで本当にたくさんあります。全国で12万業者以上あります。
その中でも大手不動産会社と地元不動産会社では、どんな違いがあるのでしょうか?
それぞれの特徴や、メリット・デメリットなどから『どっちがいいのか?』を検討し、できるだけ自分の不動産を高く売るためのポイントを詳しくみていきましょう。
不動産会社の規模や内容は?
不動産会社は家や土地などの値段を査定して決めたり、家や部屋を貸したい人と借りたい人や住宅やマンション土地などを買ったり売ったりする人の間を取り持ったりします。
不動産会社によっては、貸し借りをメインでする賃貸専門の不動産会社や売り買いの仲介をメインにする会社などがあります。
会社の規模もたった一人で営業している地域密着型の小さな不動産会社もあれば、店舗数200を超えて、従業員数も4000人以上を抱える大手不動産会社まで色々あります。
この中でどの会社に依頼すれば、自宅を高く、早く売ることができるのでしょうか?
まずは、大手不動産会社と地元密着不動産会社の違いをチェックしてみましょう。
大手不動産会社と地元不動産会社の違い

大手不動産会社とは
大手不動産会社は全国で展開をしている不動産会社をいいます。
支店が各地にあり、従業員数も多くいます。不動産取引量も多く、実績もあります。
大手不動産会社のメリットとデメリットについて詳しくみていきましょう。
大手不動産会社のメリット
利用者・顧客数が多い
大手の不動産会社に仲介を依頼する一番のメリットはやはり利用者、顧客数が多いことです。
大手では店舗数も多いので、不動産の不動産売却を希望する人も多く集まります。
売却物件が多くなれば買いたいと希望しているお客さんも多く集まります。
支店を拠点として地域全体を網羅することも可能ですので、広範囲のお客情報を把握することができます。
多くの買主に販売活動を行うことが出来ますので、条件のあった購入希望者が早く見つかる可能性があります。
幅広い売却活動で売却をサポート
大手不動産会社は幅広い広告活動や営業活動をして売却をサポートしてくれます。
自社のウエブサイトに掲載したり、アットホームやSUUMOなど不動産ポータルサイトに物件情報を効果的に掲載します。
新聞の折り込みチラシやダイレクトメールでの情報送信、投げ込みチラシ、ポスティングチラシなどで物件情報を発信していきます。
現地販売会、オープンハウスなどを開催、チラシを活用して集客をサポート。
大手不動産会社に依頼するとこのような幅広い売却活動をしてくれますので、多くの買主に物件の情報に触れてもらえる可能性が高まります。
大手の安心感
大手は知名度も高く、トラブルに対する対応策などもありますので安心感があるとも言えるでしょう。
査定のための情報が豊富
大手不動産会社は扱っている物件数が多く、実際の契約数も多いので売却物件に似た成約例も多くあります。したがって、実績や周辺市場状況、近隣の物件成約例に基づいて売却の可能性の高い物件価格を提案をしてくれるでしょう。
買取をしてもらえる
物件がなかなか売れない場合でも、買取保証をする会社もあります。絶対に売りたい場合などは不動産会社に買い取ってもらうのも一つの方法です。
大手不動産会社のデメリット
対応できない地域がある
全国規模の大手不動産会社でも、支店のない地域があるので対応してもらえない地域がある。
地域のネットワークや情報が少ない
地域密着型の不動産会社に比べて大手不動産会社は地域のネットワークに入ってなかったり、情報が少ない場合があります。
地元の不動産会社はその地域の特色を理解していて、物件情報も集まりやすいのでその地域限定で不動産を探している買主が集まる可能性が高くなっています。
大手不動産会社は全国の買主に物件を紹介できるのはメリットでもありますが、地域の方が近隣の不動産を買うという事例は多くありますので、この場合は地元の不動産会社の方が良いかもしれません。
担当者が物件情報に詳しくない場合がある
大手不動産会社の営業マンは短い期間で転勤があることが多いので、地域のことについて詳しくない場合があります。
買主優先の取引になる可能性がある
大手の不動産会社は多くの顧客を持っているので、買主を見つかる可能性が高いのですが、その場合「両手仲介」になる場合が多くあります。
両手仲介とは、一つの不動産会社が、売主に対しても買主に対しても双方の仲介を行うことで、売主・買主の双方から仲介手数料を得ることが出来ます。
このとき、売主は「できるだけ不動産を高く売りたい」、買主は「できるだけ不動産を安く買いたい」のですから、相反することになってしまいます。
こういった場合に不動産会社は売主・買主共に契約を取って仲介料を稼ぎたいと考えます。そうした場合、買主の希望を優先する方が成約に繋がりやすいので、査定額より実際の売却額を下げた方がいいと行ってくる場合もあります。
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地域密着型の不動産会社とは
地元の不動産をメインで扱ってることが多い。地域の不動産情報だけでなく、地域のことに詳しい。
従業員数も少ないことが多く、賃貸専門、売却専門などの特徴のある会社も多い。
地元密着型の不動産会社のメリット
物件の場所を選ばない
大手の支店のない地域でも、地域の不動産会社はあるので、その地域に詳しい不動産会社を選ぶことができる。
地域のことをよく知っている
地域のネットワークに入っているので、地元地域情報に詳しい。
近くの顧客情報を持っていることも多く、地域限定で物件を探している買主が見つかる場合があります。
物件の近くの取引情報がを持っていることや近隣の取引例などにも詳しいので査定金額の精度が高い傾向にある。
地元密着型の不動産会社のデメリット
地域限定である
地域限定の店舗が多く、全国対応をしていない。売る物件が地元でない場合は依頼しづらい。
営業活動がすくない
広告費用がかけられない場合が多いので、大手のように広くチラシを配布したり、販売会を実施したりすることが難しい。
大手不動産会社か地域密着型の不動産会社のどっちがいい?
物件の場所や条件によってことなりますが、一般的には人気のある地域や大きな土地などは販売ルートが広い大手不動産会社が、地方の土地や小さめの土地は地域密着型の不動産会社の方良いかもしれません。
大手不動産会社と地元不動産会社に両方に不動産査定を依頼し比較
良い不動産会社と担当者を探すために不動産会社一括査定サイトから不動産会社を選んで一括査定を依頼しましょう。
オススメは
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地元の優良不動産会社1の中から選んで査定を依頼 イエウール
です。
不動産会社を選ぶ際には大手か地域密着型かも大事ですが、もっと重要ななポイントがあります。
詳しく見ていきましょう。
不動産を売却するときに利用する不動産会社を選ぶ大切なポイントとは
不動産売却の得意な会社を選ぶ
家や土地などの不動産を売るには、不動産会社ならどこでもいいいというわけではありません。
大手か地元密着型かを検討することも大事ですが、不動産売却の得意な会社に依頼することが大切です。
不動産会社も会社によって、それぞれ得意とする分野があります。
医者も内科や外科など専門があるように、不動産会社も賃貸の仲介のみの会社、売買の仲介のみの会社、賃貸物件を自社でもっていて、その管理を中心としている会社、分譲物件を作って販売をする会社などがあります。
知り合いだからといって賃貸の得意な不動産会社では購入希望者を探すのが難しい場合が多く、希望する価格や時期で売ることが難しいかもしれません。
不動産売却が得意な会社の中でもマンションの得意な会社、戸建の不動産売却が得意な会社などがあります。自分の物件に似た物件を数多くを扱った経験が多い会社を選ぶことが大切です。
物件の地域の販売に強い会社を選ぶ
物件のある地域で販売実績のある会社を選びましょう。
物件が地方の場合大手不動産会社の支店がない場合があります。そんな時はやはり地元の不動産会社が地域の情報も多く頼りになるでしょう。
一方で、相続や転勤などで住まなくなった家を売却しようと思う時は、自分の住んでいるところと売却物件の近いところ両方に支店のある大手に依頼することで、手続きが簡単に進む場合もあります。
査定金額の根拠をきちんと説明してくれる会社を選ぶ
物件の売り出し金額を決めるためにも査定価格が重要になりますが、その査定価格の根拠をきちんと説明してくれる会社を選びましょう。信頼できる不動産会社は、査定の際に近隣の物件の販売実績や市場の動向なども調べたりした結果をきちんと提示してくれます。
根拠なくこちらの希望価格をそのまま売値したり、むやみに高い値段を提示したりするような会社は信用できません。
信頼のできる担当者を選ぶ
不動産売却は担当者が最も重要。
大切な財産である不動産の売買において、最も重要なのは担当する営業マンです。
こちらの話を聞かずに、一方的に売り方などを押し付けたり、営業活動もしないで値段を下げようとするような担当者の会社に依頼するのはやめておく方が良いでしょう。
売主の話を聞いてくれて、どのようにすれば良い売却ができるかを考えてくれる営業担当者のいる不動産会社を選ぶことが大切です。
不動産会社の免許を確認
不動産会社の判断基準として大切な宅地建物取引業者票があります。
不動産業者は営業を行うためには、免許が必要です。免許があるかどうかを確認しましょう。
大手不動産会社の多くは2つ以上の都道府県に事務所を置いて営業するので、国土交通省大臣免許が必要になります。一方で地元密着型の不動産会社のようにひとつの都道府県のみに事務所を置いて営業している会社は都道府県知事免許が必要となります。都道府県知事免許と国土交通省大臣免許の違いは支店が2つ以上の県にあるかどうかだけです。国土交通省大臣免許の方が上というわけではありません。
この免許については、国土交通省の各地方整備局、各都道府県の担当課では、その地域内に事務所を置く不動産業者の名簿と免許申請書等の閲覧ができます。
(1)免許証番号(営業年数がわかります)、
(2)過去の営業実績(免許更新前5年間の取引件数・額がわかります)、
(3)商号・代表者氏名・役員氏名・事務所の所在地、
(4)専任の宅地建物取引士、
(5)資産状況(資本金・財務状況)等が分かります。
特に(1)免許証番号(営業年数がわかります)の( )内の数字です。数字は更新回数を表しています。数字が大きいほど営業年数が多いことになります。
以上のポイントに注意をして不動産会社選びをしましょう。
大切な不動産物件を高く早く確実に売却するためには
不動産会社を比較検討しよう
不動産会社によって、売却のサポートや査定価格が異なります。
一般的には大手の方が売却サポートがしっかりしてる、地元不動産会社は地域に強いというイメージがあります。しかし、物件も違いますしそれぞれの会社や担当者によっても違いが出ます。
最初から一つの不動産屋さんに決めるのではなく、大手不動産会社と地元不動産会社のどちらも含めた3社以上を選んで査定依頼をすることをお勧めします。
査定を依頼するとそれぞれの会社の担当者から、査定金額や不動産売却についてのサポート内容などの連絡がもらえます。
それらを比べて、自分の物件の売却を依頼したい不動産会社を見つけることが大切なポイントになります。
大手だからとか、地元の不動産会社だから良いか悪いかという判断よりは、その不動産会社が実績もあり、担当者が信頼できるかという点を一番のポイントにすることが重要です。そうすれば、大切な物件を損をすることなく、納得のいく価格で売却することが可能になるでしょう。
一括査定サイトを利用しよう
大手不動産会社と地元不動産会社に両方に不動産査定を依頼し比較
良い不動産会社と担当者を探すために不動産会社一括査定サイトから不動産会社を選んで一括査定を依頼しましょう。
オススメは
大手不動産会社6社に査定を依頼できる すまいVarue 不動産一括査定web申込
地元の優良不動産会社1の中から選んで査定を依頼 イエウール
です。
すまいvalue から依頼できる不動産会社は小田急不動産(株)、住友不動産販売(株)、東急リバブル(株)、野村不動産ソリューションズ(株)、三井不動産リアルティ(株)、三菱地所ハウスネット(株)(50音順)の大手不動産会社6社の中から選べます。
イエウールから依頼できる会社は全国の1500社以上の会社からえらぶことができます。
それぞれのサイトから、それぞれ2ー3社ほど選んで依頼してみてください。
一括査定サイトを利用すると良い理由とは
何社にも依頼するのは面倒そうだからとか、断るのは大変そうなどと躊躇してしまうかもしれませんが、比較検討をしないで不動産を売却するとことは大きなリスクを伴います。
もちろんいい会社に依頼できればうまく売却ができる場合もあるかもしれません、でもよくない会社や担当者だったら、うまく売れずに数百万円の損が出るかもしれませんし、合わない担当者に当たってストレスを抱えてしまうかもしれません。
そんな失敗をしないために、売却を検討している場合には、必ず複数の会社に査定を依頼してください。
依頼をしたら不動産会社から査定結果が届きます。不動産会社によって物件の査定価格も違います。売却方法サポート体制や担当者の対応なども異なりますのでその結果を見て、実際に不動産売却を依頼する会社を決めましょう。
不動産会社の査定依頼はサイトから簡単にできます。
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不動産会社の選び方はこちら↓に詳しく書いてありますので参考にしてください。
参考記事