
そろそろうちもマイホーム…そう思った時に多くの人が思い浮かべるのが、
とりあえず住宅展示場へ行こう!
ではないでしょうか?
それで結構です。住宅展示場には有名なハウスメーカーのモデルハウスがたくさんあるのでいろいろな家を見ることができます。休日にはファミリー向けに子ども向けのイベントが開催されていることも多く、家のことを調べつつちょっとしたレジャー感覚を味わえてお得な気分になりますね。
でもその考え、本気で家を建てることを考えているのであればちょっと危険です。
営業マンの思うツボにはまり比較検討しないままハウスメーカーを決めてしまうかもしれません。
今回はこれから家を建てる方に向けて住宅展示場に行く際に注意するポイントをご紹介します。
当サイトの運営者であり大手ハウスメーカーで長年勤務した、インテリアコーディネーター&二級建築士のいむらが解説します。
1.住宅展示場に行く目的を考えよう
住宅展示場で最初に入ったモデルハウスの営業マンのセールストークに流されて、あれよあれよと契約してしまう人も実際多数います。そのまま家を建て建てた後で「もっとこうすればよかった」と後悔してしまうかもしれません。家を本気で見に行く場合はそれだけに専念してイベントに踊らされないようにするといいです。
住宅展示場もイベント目的なのか、家だけを見に来たのか、家でも特定のハウスメーカーだけを見に来たのか。その辺をしっかり決めてから行くようにしましょう。
イベントに遊びに来たのか?
家を見に来たのか?
住宅展示場へ行く目的をはっきりさせること!
2.最低限これだけは考えておこう
住宅展示場にはおしゃれな家がたくさんあって目を引きます。ついつい流されて当初の予定を忘れてしまいがちです。ですから最低限決めておくことをメモ化するなりしておきましょう。
- 予算
- 広さ
- いつまでに建てたいか
「いつまでに建てたいか」がはっきりしていれば契約を急かされることもありませんね。これに加えて例えば「リビング階段がいい」とか、「テラスは広くないと嫌だ」などのこだわりポイント、あとはもしも木造、軽量鉄骨構造、2x4などの工法が決まっていればハウスメーカー選びがスムーズに進みますよ。
でもこだわりポイントも工法も選ばないと家は建ちません。例えば和風で木造なら住友林業、、シンプルな軽量鉄骨系がいいのならダイワハウスや積水ハウス、インテリアにこだわった2x4なら三井ホーム、ALCコンクリート系なら旭化成などいう風にハウスメーカーによって特徴があります。どんな家が欲しいのかが決まればハウスメーカー選びもスムーズに進みます。
住宅展示場へ行く前に最低限はっきりさせておくこと
- 予算
- 広さ
- いつまでに建てたい
もしも決まっているならばハウスメーカー選びがスムーズに進む
- こだわりポイント
- 工法
3.設備は標準仕様ではない
ですが、モデルハウスは家自体が標準的な家よりかなり大きいです。また室内で使っている設備のグレードも最高級のものをそろえています。つまりモデルハウスは豪華な家になるように建てているので、イメージだけが先に膨らんでしまわないようにして欲しいんです。
モデルハウスの設備はどれも標準以上のグレードですから、モデルハウスを先にイメージしてしまうと後で「こんなはずじゃなかった」と思ってしまう可能性があります。このケースで言えばモデルハウスと同じものを実際それと同じものを再現するには坪単価が80万はかかるなんて話はよくあるんですよ。
モデルハウスの家は大きく設備は最高級のものを使っている!
最低限の予算でモデルハウスと同じ家が建つとは思ってはいけない!
4.アンケートを書くかどうかは営業との相性で考える
「検討している段階なので資料だけください。」そう言ってアンケートの記入を断ってくれてもいいんです。
実はモデルルームで喋った人がその後の担当になることがどこも多いんですよ。だからアンケートの記入はその時の印象で決めたらいいと思います。ただ名前を書くと翌日すぐさま電話がかかってくることは想定しておいてくださいね。
アンケートに記入するかどうかはその時の営業マンの印象で決めてみてもいいかも。
断りたい時は「検討している段階なので資料だけください。」と言っても大丈夫。
アンケートに答えなくても気なるハウスメーカーの資料はタウンライフ 家づくりから一度にまとめて取り寄せることもできます。
5.比較検討をしっかりする
他社と比較している段階なら正直にそう言っていいんですよ。そうすれば値引き価格も変わってくるかもしれませんしね。念入りに比較検討して選んで建てても、思っていたのと違うって感じることは少なからず絶対に発生します。それをいかに少なくためには比較検討が大事なんです。
ですから最初は数社をざっとみて、気に入ったハウスメーカーの2、3社を複数回に分けて見てもいいと思いますよ。
1社で決めず複数社で比較検討する。
他のハウスメーカーと検討中であることを営業マンに言ってもいい。
6.割引やキャンペーンに踊らされてはいけない
よくキャンペーン中なので値引きしてくれるということがあり、それならば早くするべきなのかなと焦ってしまうことがありそうです。
「~日までなら~パーセント割引です。」
「~からは値上がりします。」
希少性を高めるための謳い文句です。もちろんそれを適用すれば本当に割引になるでしょうが、割引やキャンペーンは何かしら名称や方法を変えてずっと続いている場合が多いですよ。
割引やキャンペーンよりもしっかりと比較検討して納得のいく1社を決めることに時間をかける方が大事かなぁと思います。
なるほど、これは大事なことですね。
割引やキャンペーンに踊らされない!
何かしらのキャンペーンは常にしていることが多い!
まとめ
住宅展示場に行く時のポイント6つをご紹介しました。
- 住宅展示場に行く目的を考えよう
- 最低限これだけは考えておこう
- 設備は標準仕様ではない
- アンケートを書くかどうかは営業との相性で考える
- 比較検討をしっかりする
- 割引やキャンペーンに踊らされてはいけない
住宅展示場へ足を運ぶことは家づくりの最初の第一歩です。ここで面倒でもここでしっかり時間と手間をかけて自分たちが望む条件を決めてそれを叶えてくれそうなハウスメーカーを選ぶといいでしょう。
家は一生の買い物です。
私も家づくりを経験したのでわかりますが、建った後で後悔するポイントは何かしら出てきます。
ただ家を建てる時に何事においても比較検討をしっかりしたうえであれば後悔も少なくてすみますが、何となく営業マンに流されて何となく建てた家は他人のせいにしてしまい後悔してしまいがちです。
家づくりはあなたのためのものです。ここでご紹介したことがあなたの家づくりのお役に立てれば幸いです。
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